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地震の直後、私は仕事でお客さんと会話中でした。まるで嵐の船に乗っているような、かなりひどい揺れ。誰かがさっと私に上着をかけて通りすぎ、目の前が真っ暗になりました。気づくと若い(いつも素敵な)上司が私を守ろうとして自分の背広の上着をかけてくれたのでした。緊急事態にも関わらず、その配慮がとてもありがたく感じられました。

職場の窓からはいつもキラキラと美しい海が見えます。しかし、もしも津波が襲ったならば、逃れようのない場所です。一同は、続く余震と、津波の心配で騒然としていました。しかし、私たちの仕事はこんな時こそ、底力を発揮せねばなりません。

地震直後から、交通機関が全てストップし、帰宅手段がなくなったため、残業を許可してもらい、夜7時ごろまで待ちました。その後、バスだけは動いているという誤報(?)をもらい、とりあえず真っ暗な夜の道を凍えながらはるばる30分ほど歩いて、最寄駅まで向かいました。しかし、そこからは、さらにぞろぞろと人々が列をなして波のように歩いていました。どこへ向かっているのか尋ねてみると、横浜方面まで1時間くらいかけて徒歩で向かっているということでした。みんな歩いて帰宅するつもりらしいのです。

私の家は徒歩では帰れる距離にはありません、寒い中、あまり長い間、外に立ち往生するわけにも行かず、どうすべきか考えあぐねていると、家に帰れない人々のために、すぐそばにある学校の体育館を避難場所として解放しているとの呼びかけがありました。のぞいてみると、疲れた表情の人々が体育館のマットの上に呆然と腰かけていました。

阪神大震災の直後、何度も、何度も目にした光景。それでも、見知らぬ人々とともに翌朝を迎えるよりも、職場まで引き返した方が良いのではないかと思い、残るわずかな体力と相談し、すべてを主にお任せすると祈って、再び30分以上かけて夜の道を引き返しました。

不思議なことに、先ほどまで凍えるほど吹いていた風はやんでいました。幸いなことに、私たちの職場には、仮眠のできるスペースが設けられており、同僚たちとともにそこで過ごしました。神奈川県がこうむった災害は被災地全体から見ればまだ軽いもののようでしたが、それでも、休憩室のTVから流れて来る映像は皆に衝撃を与え、神奈川県内でも、屋内の家具がめちゃくちゃになる様子が流れました。こんな時、一人暮らしは大変です。私の家は一体どうなっているのでしょう?

同僚たちがともにいて話し合うことができるのは安心でしたが、あまり眠れないまま翌朝を迎え、この日も勤務予定になっていた私は、1時間でも2時間でも良いから勤務してくれと言われ、仕事に就きました。しかし、疲労のため頭は働かず、さらに苦情が入って来ます。とても不安なことが一つありました。実は、地震の数日前、私は小鳥を飼い始めたのです。家に残して来た鳥はどうなっているのか、餌は足りているのか、もしも鳥かごが倒れたりしていたら、生きているのかと不安でした。ただすべてを主にお任せするだけです。

午後になり、津波の危険がなくなってバスが動き始めたとの情報が入って来た時、早速、私は上司の好意により早退を許可してもらい、職場を出て再び徒歩で駅へ向かいました。駅へ来ると、ああ、やっと電車が来ていました!!

私と同じように慣れない場所で夜明かしをしたらしい、疲れた表情の人々と一緒に電車とバスを乗り継いで、ようやく家に帰り着きました。近所のスーパーでは平和なタイムセールが行なわれており、道ゆく人々の表情には不安が見えなかったことから、ここでは被害が軽かったことを悟りました。恐る恐るドアを開けると、幸いなことに、家の中は無事であり、落下物は、皿の上に乗せてあった箸一本だけでした。もちろん、小鳥も無事でした。

小鳥は一人ぼっちで地震を迎えたことが相当に不安だったのか、連れ帰って来た当初は借りてきた猫のようにおとなしかったのに、今は私にべったり甘えて離れなくなりました。

家族からは電話にて励まされ、さらに、知人・友人の無事も確認し、とりあえずほっとしましたが、全国的に大きな被害が生じているのを知り、これからが立ち直りの正念場になると感じています。特に、原発での早急な事態収拾が望まれます。どうぞ主よ、この日本の全土をかえりみて下さり、主に連なる兄弟姉妹らを守って下さいますように!
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「わたしの愛の中にとどまりなさい。もし、あなたがたが私の戒めを守るなら、あなたがたはわたしの愛にとどまるのです。それは、わたしがわたしの父の戒めを守って、わたしの父の愛の中にとどまっているのと同じです。」(ヨハネ15:9-10)

「兄弟たちよ。あなたがたはイサクのように約束の子どもです。しかし、かつて肉によって生まれた者が、御霊によって生まれた者を迫害したように、今もそのとおりです。

しかし、聖書は何と言っていますか。「奴隷の女とその子どもを追い出せ。奴隷の女の子どもは決して自由の女の子どもとともに相続人になってはならない。」

こういうわけで、兄弟たちよ。 私たちは奴隷の女の子どもではなく、自由の女の子どもです。」
(ガラテヤ4:28-31)


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